外交部報道官「日本は実際の行動で歴史に責任を」

 

外交部の劉建超報道官は29日の記者会見で、日本の歴史問題に対する姿勢をめぐって記者の質問に次のように答えた。

――中国はいつも日本が歴史問題に対して責任ある姿勢を持つべきだと言っているが、責任ある姿勢とは具体的にどんな姿勢なのか。中国は歴史問題に対して責任ある姿勢で処理してきたのか。

日本が1930―40年代に始めた中国やその他のアジア諸国に対する侵略戦争は、中国人民やその他のアジア諸国人民に大きな災いをもたらした。しかし、日本国内の全体から見て一部の人たちは歴史問題に対して正確ではなく、無責任な姿勢を取っているばかりか、甚だしいのに至っては、当時の中国とアジア人民に大きな災いをもたらした歴史を認めない。これは責任ある姿勢ではない。中国は歴史問題において責任ある姿勢を取り、歴史的事実の理非曲直によって判断している。

――歴史問題について、1995年に日本の村山首相がすでに中国とアジア諸国の国民に謝罪しており、小泉首相の歴史問題における姿勢も変わっていない。中国はなぜ日本の姿勢を理解できないのか。

われわれは村山富市首相が1995年に発表した談話をもちろん承知しており、われわれは村山氏の談話を賞賛している。日本側の歴史に対する姿勢の問題で、われわれは日本側がどう発言したかを聞くだけでなく、さらにどんな行動を起こしたかを見なければならない。「靖国神社」参拝や「教科書」問題で無責任な姿勢を取るのは、いずれも村山首相談話に背くものである。それゆえ問題のカギは、日本が正しい実際の行動を起こすことであり、そうすることで中国とアジア人民の信頼を得ることができるのだ。

                      「人民網日本語版」2005年3月30日