中国、世界最大のデジタルシネマ市場に

 

放送・映画・テレビ総局科学技術司の王聯副司長はこのほど、現在、我が国にはデジタル映画館が166カ所もあり、すでに世界最大のデジタルシネマ市場となっていることを明らかにした。

伝えられるところによると、国際通用の2K或いは4Kの水平スクリーン使用ハイエンドデジタル映画館の設備は100万元の費用を必要とし、中程度のレベルの映画館の設備投資は30〜40万元を必要とする。今年我が国は農村部と小都市におけるデジタルシネマ移動放映システムを起動し、これには5〜10万元の費用が必要となっている。そのほか、我が国は来年テレビ中継の通信衛星を打ち上げることを計画しており、通信衛星の中継基準、放映システムおよび信号の保全などに関する作業も検討中である。衛星によるデジタル放映はモバイルテレビ・サービス方式を採用し、来年には全国をカバーするデジタル放映が普及することになっている。

デジタルテレビの基準について、王聯副司長は、現在関連の大学や科学研究機関がそのぞれの案を提出しており、シミュレーションも行われている。デジタルテレビの業界基準もすでに制定されており、同業界基準は年内に国家クラスの基準ともなると見られていると語った。

                       「チャイナネット」2005/03/31