呉儀副総理、中仏両国の補完性を強調

 

呉儀副総理は5日、「第11回中仏経済シンポジウム」に出席し、「中国はフランスの技術を、フランスは中国の市場を必要としている。両国は技術貿易や投資分野での協力・相互利益・共同発展が完全に可能だ」と述べた。

呉副総理は「フランス企業はエネルギー・航空・通信など多分野で独自の優位性を持っている。フランス企業による対中投資は技術価値が高く、中国にとって先端技術・中核設備の主要導入元のひとつになっている」と表明。また、航空宇宙・原子力・鉄道・自動車・液化天然ガス輸送船などの分野で、両国間の協力が近年目覚しい成果を上げていることを指摘した。

欧州協議会議長を務めたジスカールデスタン元仏大統領は「フランス経済界は中国との友好協力関係の発展を非常に重視している。今シンポジウムでの交流により、両国の関係機関と関係者が、通信・環境・運輸などの先進技術の発展状況について、さらに理解を深めるよう希望する」と述べた。

▽中仏経済シンポジウム:中国貿易促進会とフランス中国委員会により、1995年から毎年開催。両国は昨年末までに、2313件(122億ドル相当)の技術移転契約を結んでいる。

                     「人民網日本語版」2005年4月6日