外交部報道官「中国はアジア地域協力を重視」

 

外交部の秦剛報道官は5日の記者会見で、パキスタンのイスラマバードで開かれているアジア協力対話(ACD)第4回外相会議に関連した記者の質問に答えた。

――ACD機構およびACD第4回外相会議の状況を教えてほしい。中国はACDにどのような姿勢で臨むのか。

ACDはアジア政府間による対話・協力システムとして現在唯一のものだ。第4回外相会議は2005年4月6日にパキスタンで行われる。温家宝総理は会議の開会式に出席して基調講演する。

今回の会議は決まったテーマを設けず、各国外相が重点的に国際および地域問題について意見を交わし、アジア協力の発展方向を探るとともに、ACDの具体的分野における協力とシステム整備などの問題で意見を交換する。会議は「イスラマバード宣言」と「アジア経済協力に関するイスラマバード提案」を発表して、アジア諸国が対話と協力の政治的意志を強化することを重ねて表明するとともに、ACDの具体的な協力、特に経済協力発展のための計画を策定する。

中国はACDを含む各種の地域協力システムを重視するとともに積極的に参加していく。われわれは各国と共にアジア地域の協力プロセスを引き続き進めていきたい。

「人民網日本語版」 2005年4月7日