南京長江トンネルはこのほど江北浦口で工事着工式を挙行した。該トンネル完成後は、車なら5分間で長江を渡れることになる。
南京長江トンネルは既に着工した上海崇明島トンネルに続く長江二番目のトンネルである。長江大橋から10キロの位置にあり、トンネル工事の全長は6165メートル、主として江北接線道路、江北料金所、河底トンネル、江心洲地表道路、江心洲整備工事、江心洲―江南大橋工事で構成され、プロジェクト総投資額は約30億元、目下、長江最長、構造体直径最大、施工難度最大の極めて挑戦度の高い河底トンネル工事である。設計は対向6車線、自動車制限速度80キロ/h、2008年末に完成し、2009年上半期に開通する予定で、河底トンネル設計耐用年数は100年間を見込んでいる。
南京河底トンネルの建設は、南京の発展を加速し、2010年には南京の渡河交通量は一日11万余台に達して現在の倍に増加する見込みであるが、河底トンネルはそのうちの3.7万台以上を負担することになる。河底トンネルの建設は南京主要都市人口の分散、江南と江北の一体化発展を促進するメリットがある。南京一時間都市圏からいえば、河底トンネルの建設は周辺都市資源、人口の江北新都市部への流動、南京の?州、揚州、淮安、宿?などへの輻射能力も更に増強されることになる。橋梁専門家の陳新氏は、川を跨ぐ大橋と比べて、河底トンネルのメリットは、大量の土地の収用、建築物解体、移転をする必要がないので地表への影響が少なく、同時に水運交通にも有利であるとの見解を表明している。
「チャイナネット」 2005/04/11
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