四川省、適度な負債による積極的な消費を促す

 

伝えられるところによると、四川省はこのほど、消費需要の拡大を図るため、適度な負債による積極的消費をサポートする新しい政策を打ち出した。

四川省人民政府は先般、『消費需要の拡大をよりよく進めることについての意見』を発表し、域内関係部門に先導的な役割を果たし、住民の消費理念を自己蓄積型から負債消費型へ、そして現金による消費からクレジットカードによる消費、割賦消費、リース消費への転換を図るよう求めた。

『消費需要の拡大をよりよく進めることについての意見』では、四川省の関係部門が次のいくつかの事に力を入れるべきとしている。

1、消費の最適化に取り組み、消費プロセスにおけるサービスを向上させ、早急に消費のボトルネックを打破し、家電、電信、自動車などの製品が都市と農村の住民の家庭に導入されるために望ましい消費環境を創出すること。

2、教育、医療などの分野における料金徴収制度を整頓し、規範化させ、教育、医療などにおいてサービス提供者の履行すべき義務をを明確に規定し、住民のこれらの面での不合理な負担を軽減すること。

3、住民の生活とかかわりのあるガソリン、天然ガス、水道、電気などの値上げを厳格に抑制すること。

4、各地と関連業界は、全力で消費のホットスポットを育成し、休日経済、観光、住民の生活とかかわりのあるサービス、自動車、電信消費のほかに、住民のオンラインを利用した消費などをサポートし、徐々に住民のインターネット利用時の費用を引き下げるなどに力を入れること。

5、今後、重要な祝日には、消費のニーズの特徴に応じた販売促進策を練り、多彩な展示即売キャンペーンを展開して、販売を拡大し、休日におけるサービス・消費の領域を拡大させること。

6、有給休暇制度を充実させ、従業員が休暇を利用して旅行に出かけることを提唱し、観光消費を促すこと。

7、さらに、住民の生活と密接なかかわりのある飲食、美容・理髪、クリーニング・染色、公衆浴場、修理及び家事サービスなどのサービス業において、関連の政策や措施を策定してそれを伝統的なサービス業から近代化の方向へと発展するよう導くこと。

8、オンライン消費をサポートすると同時に、積極的に携帯電話利用のショートメッセージサービス(SMS)などの電信付加価値サービスを充実させ、電気通信消費におけるホットスポットを増やすこと。

                     「チャイナネット」2005年4月12日