外交部の秦剛報道官は10日の記者会見で、北京でこのほど行われた反日デモについて記者からの質問に答えた。
――北京でこのほど起きた反日デモで日本大使館が被害を受けた問題について、日本の外相が中国に対して謝罪と被害への賠償を求めた。中国はこれをどのように論評するか。
北京でこのほど反日デモが行われた中で、中国政府は始終デモ参加者に対して、冷静さと理性を持ち、合法的で秩序あるやり方で態度を表すよう求めた。中国に進出している日系機関や中国在住の日本人の安全を確保するために、関連部門は多くの対策措置を講じた。デモ活動の中で行われた一部の過激な行為は、われわれは目にしたくないものだった。
指摘しなくてはならないのは、中日関係に今日このような局面が現れていることの責任は中国側にはないことだ。日本側は、侵略の歴史など中国の国民の感情に関わる重大な原則的問題に真剣に対処し、適切に処理するべきであり、対立ではなく、相互信頼の増進、両国関係の大局を保護につながることをより多く行うべきだ。
「人民網日本語版」2005年4月11日
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