天津市、21億元を投じて四大物流センターをつくる

 

天津市交通委員会によると、天津市は物流業の持続的な発展を図るため、『第11次5カ年計画』にあわせて、いくつかの物流インフラ整備プロジェクトを実施することとなった。建設中あるいはすでに営業を行っている7つの物流基地以外に、天津市はさらに21億元を投下して、東西南北の4つの方向にそれぞれ4つの物流センターをつくることとなっている。

この4つの方向の物流センターは次の通り。

西部物流センター:外環状道路の外側へ約10〜15キロメートル離れた所に位置し、敷地面積は100〜120万平方メートル、天津保定、天津覇州、天津楡次、北京上海、威海烏海道路につながり、天津覇州鉄道連絡線と西北環状道路を経由して鉄道専用線に入り、主に保定、石家荘、山西及び北京から華東方面向けの貨物輸送サービスに携わる。

北部物流センター:外環状道路の外側――北京天津道路、北京天津塘沽高速道路と112国道の交差する地点付近に位置し、敷地面積は50万平方メートル。主に北京方面と河北省中部地区から唐山を経由して、東北方面向けの貨物輸送サービスに携わる。

東部物流センター:天津空港の東側に位置し、敷地面積は100−120万平方メートル。主に空港、港及び海河下流地域の工業区などの物流サービスに携わる。

南部物流センター:西青区大寺開発区の南側に位置し、敷地面積は50万平方メートル。津港道路を通して市街区と大港区とにつながり、天津岐口道路を通して黄?と岐口に結びつく。主に市街区と大寺開発区の物流サービスに携わる。

この4つの物流センターは2010年前に完工の予定。

これと同時に、さらに食品物流配送センターをつくり、津菱物流、大通物流をベースとし、紅旗通り、金鐘河、何壮子農業副産物卸売市場を拠りどころとし、食品、生鮮冷凍食品、野菜、農産物などの住民の生活とかかわりのある物流配送システムの整備を目指す。

                      「チャイナネット」2005年4月13日