先般、蒋雷中国自動車協会常務副理事長は「2005年における中国の自動車市場の発展の展望はかなり明るいものであり、2005年通年の自動車生産量は12%増の560万台に達し、そのうち、乗用車の伸び率は15%で、260万台に達すると見込まれている」と語った。
中国自動車協会と上海貿易促進会が共催した「第十一回上海国際自動車協業展覧会」の新聞発表会の席で、蒋雷氏は「2005年の第一四半期に、中国の自動車産量は昨年同期比10%増となり、通年の伸び率は12%を遂げるとなるとの予測が示された。向こう三年間に、中国の自動車産業は12%の伸び率を保つ見込み。2008年北京五輪の経済発展への促進効果により、伸び率がさらに向上する可能性もある」ことを明らかにした。
同氏は「当面、中国のトラック、バス、乗用車のブランドは355に達し、国産ブランドと外国ブランドはそれぞれ69%と31%を占めることになったが、乗用車の国産ブランドはわずか37%である。これまでの10年間に、中国の自動車産業は主に生産能力の構築につとめてきた。2004年の自動車生産量は500万台に達したが、当面、現有の自動車生産能力と着工中のものは500万台を大幅に上回るものとなっている。生産能力が市場のニーズを上回ること、自動車生産企業は生産規模を拡大し、『スケールメリット』を形成させるに至ったため、2004年に入って以来、国内の自動車販売価格は急落した。当面、トップ5の国内自動車企業はいずれも50万台以上の販売台数を記録しており、合計で中国自動車市場シェアの80%を占めるに至っている。国内の自動車市場競争が激化するにつれ、今後、中国の自動車産業の集中化の度合いにはさらに向上が見られることになろう」と語った。
関係筋によると、2004年における中国の自動車と乗用車の生産量はそれぞれ507万台と230余万台に達した。
「チャイナネット」 2005/04/13
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