最近、アメリカと日本が中国のIADB(米州開発銀行)加盟のタイムテーブルを引き伸ばすかもしれない、というウワサが流れているが、韓国は中国のIADB加盟に支持の意を明らかにした。これについて、アメリカと日本の政府関係者は沈黙を保っている。
「中央通信社」の関連の報道によると、韓国のハン・ ドクス財政経済相は日本の沖縄県宜野湾市で開かれたIADB年次総会の席で、「中国がいち早くIADBに加入することを願っている」と語った。
1959年創立のIADBはラテンアメリカの発展のために協力することを主な仕事としている。韓国は2005年から正式のメンバーとなった。当面、アジアからIADBに加盟しているのは韓国、日本の二国だけである。
中国はすでにカリブ開発銀行(Caribbean Development Bank)に2800万ドル出資している。また、向こう二年間に、中国がブラジルに100億ドルを投資する計画も明らかになっている。
韓国の態度に対し、谷垣禎一財務大臣は中国のIADB加盟について見方を示さなかった。
先般、谷垣禎一財務大臣は「日本は中国のIADB加入を望んでいるのか」と問われた際に、「中国のIADB加盟はラテンアメリカ及びカリブ諸国の認可を得なければいけない。日本は今後におけるラテンアメリカ諸国の反応を見守りたい」と語った。
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