▽「新しいブレトン・ウッズ体制の構築を」ラルーシュ氏
米国の有名な経済学者で大統領候補にも立候補したラルーシュ氏は、これまで何度も世界各地の金融危機を予測し、ブラジル、ロシア、アジアなどの金融危機を言い当てた。今回の電話インタビューに際して、ラルーシュ氏は「米国上院のやり方は理性を欠いている」とはっきり指摘し、次のように述べた。
米国経済に発生した問題の罪を人民元レートに着せることはできない。上院のこのような帝国主義のにおいを帯びた一方的な対抗措置は、問題の解決にとって何の助けにもならない。
米国経済に発生した問題を解決するには、「大手術」が必要だ。現在の世界の金融・通貨システムはすでに崩壊しかかっており、徹底した再編が必要で、小手先の改革だけではすまない。徹底した再編の最終的目標は、新しいブレトン・ウッズ体制、すなわち新しい国際経済体制の構築だ。
「人民網日本語版」2005年4月18日
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