中国商務部によると、今年の第1四半期の中国のハイテク製品の輸出入総額は840億ドルに達し、前年同期比26.2%増となり、そのうち輸入は402.9億ドル(同20.4%増)、輸出は437億ドル(同32.3%増)、中国全体の輸出入貿易総額に占める割合は28%となった。
中国商務部科学技術司の責任者はインタビューを受けた際、第1四半期のハイテク製品輸出入貿易には、5つの特徴が見られる、と語った。
――3月の輸出入総額は再び300億ドルを上回ったこと。
3月のハイテク製品輸出入総額は332.3億ドルで、同30.6%増、そのうち輸出と輸入はそれぞれ同36.7%、24.5%増で、18.1億ドルの黒字となった。
――3月の輸出入の伸び幅は再び中国の輸出入全体の伸び幅を上回ったこと。
3月のハイテク製品輸出入総額、輸出額と輸入額の伸び幅はそれぞれ中国全体の輸出入総額、輸出額と輸入額を5、6、4ポイントを上回り、ハイテク製品の輸出入貿易は中国全体の輸出入貿易の伸びをけん引するうえで大きな役割を果たした。
――月間貿易黒字が月ごとに増える趨勢が見られること。
昨年10月から現在までのハイテク製品の輸出入貿易は、すでに6カ月連続で貿易黒字となり、今年の1〜3月の月間貿易黒字はそれぞれ4.3億ドル、11.6億ドルと18.1億ドルで、累計で34.1億ドルの黒字となった。
――第1四半期において、主要製品の輸出が引き続き急速な伸びを示すことになったこと。
第1四半期のIC製品、カラーテレビ、携帯電話と部品及び自動データ処理設備と部品の輸出は、累計で258億ドルとなり、ハイテク製品輸出総額の6割を占め、同34.7%増となり、ハイテク製品全体の伸び幅を2.4ポイントを上回っり、そのうちカラーテレビの輸出額は同43%増、携帯電話と部品の輸出額は同40%増となった。
――第1四半期のIC製品、自動データ処理設備の輸出においては、規模が増えると同時に価格も上昇する傾向がみられたこと。
「チャイナネット」2005年4月20日
|