外交部副部長、「中国・ASEAN関係は今最も良好」

 

外交部の武大偉副部長は18日の報道関係者へのブリーフィングで、胡錦濤国家主席が近く予定しているブルネイ、インドネシア、フィリピン3カ国公式訪問について「中国が3カ国と一層の友好協力を強め、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)との戦略パートナーシップを深める重要な外交活動である」と述べた。

武副部長によると、胡主席はインドネシア訪問で同国のユドヨノ大統領と共同宣言に調印し、中国・インドネシア戦略パートナーシップの樹立を正式に宣言するという。

アジア・アフリカ会議(バンドン会議)50年記念2005年首脳会議について、武副部長は「会議ではアジア・アフリカの新しいタイプの戦略パートナーシップ宣言に調印するほか、アジア・アフリカの指導者が防災共同声明を発表する」と語った。

さらに武副部長は中国と東南アジア諸国との関係の発展状況を説明した。武副部長は「中国とASEANは平和と繁栄に向けた戦略パートナーシップを築き、中国・ASEAN(10プラス1)協力システムを設け、中国・ASEAN自由貿易協定(FTA)地域の設立プロセスを始めた。中国とASEAN諸国との貿易額は昨年1058億ドルを達した。ASEANはすでに中国にとって第4の貿易相手である。双方の人の交流は徐々に密接になり、中国から多くの観光客がASEAN諸国を訪れている。中国・ASEAN関係は今最も良好な発展期にある」と語った。

                     「人民網日本語版」2005年4月19日