インド・中国記者友好協会の招待で、孫玉璽インド駐在中国大使はこのほど、温家宝国務院総理のインド訪問に関連する事柄についてインドのメディアに紹介し、記者の質問に答えた。
孫玉璽氏は「温家宝総理のインド訪問は成功であった。主に次の4つの成果があった。一、中印両国は平和・繁栄を目指す戦略協力パートナーシップを構築することになった。二、中印両国は「中国・インド国境問題の解決に向けでの政治指導原則」に調印し、将来における両国の国境問題の解決のための基礎を固めた。三、両国政府は「貿易協力を促進する五年計画」を批准し、当面、両国政府は経済協力を強化する関連のメカニズムの構築につとめている。最後に、中国とインドは、両国の文化交流の面で、2006年を「中国・インド友好年」にし、一連の文化交流のイベントを催すこととなった」と語った。
中国はインド以外の南アジアのパキスタン、バングラデシュなどの国との関係の強化について、孫玉璽氏は「中国はすべての周辺諸国と友好的な関係を保つことを願っている。南アジアでは、中国はすべての国と友好的な関係を保っているが、これらの国との友好関係はいずれも第三国に向けられたものではない」と語った。
中国はインドの常任理事国入りを支持するかについて、孫玉璽氏は「当面、中国はどの国の常任理事国入りを支持することを明らかにしてはないが、国連の改革が発展途上国の代表権を何よりも考慮に入れることを中国は望んでおり、インドが国連でよりいっそう重要な役割を果たすことを願っている。一旦機が熟せば、インドが中国の優先的に支持する国のリストに組み入れられることになろう」と語った。
また、孫玉璽氏は中印間の貿易問題、中日関係及びムシャラフ大統領のインド訪問について、記者の質問に答えた。
「チャイナネット」 2005/04/21
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