北京 大型地熱フィールド10ヵ所を探査で発見

 

北京市地質探査局筋によると、北京市は10ヵ所の大型地熱フィールドを探査を通じて発見した。当面、地熱を暖房用とするところが20ヵ所余に達し、地熱利用面積は40万平方メートルに達した。それは100余セットの石炭利用ボイラーを減少することに相当し、毎年大気中に排出される汚染物質が753トン減少することになる。

北京市地質探査局はすでに北京市の延慶、沙河、小湯山、北京市市街区、良郷、天竺、後沙峪、李遂、双橋、鳳河営などの10ヵ所で大型地熱フィールドの存在を確認しており、地熱面積は2370平方`以上に達し、北京市の平野部面積の37%を占めることとなった。当面、250以上の地熱井戸の掘削に成功しており、熱水温度は40℃−89℃ぐらいとなっている。平均して、井戸一つで日ごとに1000立方メートルの熱水が提供されることになっている。

                       「チャイナネット」 2005/04/22