タオバオがアジア最大のショッピングウェブサイトに

 

関係筋によると、タオバオ(淘宝、www.taobao.com)の第一四半期の取引額は10億元を超え、アジア最大のショッピングウェブサイトへと躍進した。当面、タオバオにおけるオンライン取引の商品数はすでにアジア最大の個人取引ウェブであった「日本ヤフー」を上回ることとなった。

業界筋によると、一四半期の取引額が10億元に達するのは、中国のインターネット産業発展の一里塚と見なされ、アジアにおける中国のeビジネスの地位を固めることとなった。先般、世界最大のeビジネスウェブサイトであるeBayが出資する易趣(www.ebay.com.cn)の同期取引額は8.2億元に達することが明らかにされた。

 タオバオのオンライン取引商品数は700万を超え、アジア最大の個人取引ウェブである日本ヤフーを上回り、中国国内のオンライン個人商品の大部分を占めている。当面、タオバオのログインメンバーは600万に近づき、一日のアクセス回数は6000万にも達している。二年前に誕生したばかりのタオバオにおけるオンライン取引商品数は2万件しかなく、半年前においてもわずか300万件であったが、当面、700万以上に達したという統計データは中国オンラインショッピング市場の驚くべき成長スピードを示すものである。

当面、タオバオの人気取引商品の中では、コンピューター・デジタル製品が最高比率を占め、単価も最も高い。その次は女性向けの化粧品(ケア商品)と服装類であり、三番目は玩具・コレクション類である。

中国eビジネス協会の宋玲理事長は「中国のeビジネス市場は年ごとに40%の伸び率を遂げ、CNNIC(中国ネットワークインフォメーションセンター)の統計データによると、40%以上のネット利用者は過去一年間にオンラインショッピングをおこなった。2004年におけるオンライン商品の取引総額は218.56億元にも達した」と語った。

                     「チャイナネット」 2005/04/29