「連・宋主席の訪問は歴史の流れ」 香港・澳門世論

 

香港と澳門(マカオ)のメディアは5日、中国共産党が連戦・国民党主席と宋楚瑜・親民党主席を大陸部訪問に招待したことについて、「歴史の流れへの順応だ。両岸(大陸部と台湾)の民意に合う行動だ」とする論評を相次いで発表した。

▽香港「文匯報」

連戦・国民党主席の大陸部訪問は円満な成功を収めており、両岸が一層共通点を求めて相違点を保留し、共通認識を拡大し、平和発展し、利益共有を共に実現するために、親民党の大陸部訪問が有利な条件を作り出すと信じる。連戦主席と宋楚瑜主席の大陸部訪問は、両岸の同胞の民意と世界の潮流に合致し、大陸部と台湾、また海外でも広く歓迎されている。

▽「大公報」

「両岸熱」は政治的な熱ではなく、政党や政府が「作った」ものでもない。これは両岸の民衆によって自発的、自動的かつ自然に形成されたものだ。この「熱」は、両岸の祖先を同じくする心情のつながりと、切ることのできない歴史的・文化的つながりによるものであり、両岸の民衆の平和、発展、幸福な生活に対する希望から来るものである。歴史とはずっと、人民と人心が従うか背くかの成り行きによって営まれ、進められている。これに従う者は栄え、本当に「民族が生存するために、永遠に平安を維持するために」という政党・政治の主張は必ず、民衆のますます広い信任と支持を得るだろう。

▽「香港商報」

両岸が調和し、手を取り合い、会って笑顔を交わすと、恩讐は消滅した。平和と発展は21世紀の潮流だ。両岸関係の平和発展は両岸の同胞の共通の利益に合致し、アジア太平洋地域や世界の利益にも合致する。

▽「澳門日報」

宋楚瑜主席率いる訪問団が大陸部訪問を開始した。この訪問は必ず、台湾の人民にとって大陸部方面の情報や善意を一層多くもたらし、また両岸関係の発展推進にも大きく貢献するだろう。

                      「人民網日本語版」2005年5月8日