親民党主席「上海の進歩は全中華民族の誇り」

 

親民党の宋楚瑜主席の率いる親民党大陸部訪問団は7日午後5時、上海・浦東国際空港へ到着した。一行にとって西安、南京に続く3つ目の訪問先となる。中国共産党上海市委員会の陳良宇書記が一行と会見し、一行の歓迎レセプションを開催した。

宋主席、陳書記は会見の中で次のように述べた。

▽陳書記

上海はすでに、台湾の人々による大陸部での投資、事業経営、就学、不動産経営の集中する地域となっており、(台湾)海峡両岸の人々による協力・交流が盛んな地域だ。上海の発展・成果の中には、多数に上る台湾の同胞の知恵や心血が含まれている。親民党訪問団による今回の訪問が、上海と台湾の交流・協力をさらに推進することを願う。

▽宋主席

上海の進歩は全中華民族の誇りだ。上海の発展経験が示す通り、良い政策・決定は非常に重要だ。今回の親民党大陸部訪問団が上海への訪問を選択したのは、上海に来なければ、近年の大陸部における改革開放の成果も、台湾企業家らの「三通」(海峡両岸の直接の通航、通信、通商)に対する切実な期待も、将来の発展に向けた中国の潜在力や希望も、知ることができないからだ。

台湾企業家は上海の繁栄に寄与するところがあった。一方、上海も多数の台湾企業家に協力や支援を提供した。このことは、両岸の平和は双方にプラスであり、分裂は双方に害を及ぼすことを示している。

                   「人民網日本語版」2005年5月8日