ASEM外相会議が閉幕 協力の優先分野を決定

 

日本の京都で開かれていたアジア欧州会議(ASEM)第7回外相会議が7日、2日間の会期を終えて閉幕した。

会議では、多国間主義を強化し、国連の主導的役割を促し、グローバルな課題に対応すべきだと強調する議長声明が採択された。

参加各国は、多国間主義、持続可能な発展、エネルギー・環境保護における協力、文明対話を今後短期間における優先的な協力分野とすることをほぼ決定し、ハイレベル会合の政策対話における役割を強化していくことで合意した。

会期中、中国の李肇星外交部長は次のように述べた。

ASEMの調整・管理システムを強化し、事後の行動管理を強化し、対話・協力の質を全面的に高めるとともに、秩序を保ちながら組織加盟国を拡大し、ASEMの国際社会における重要性を強める必要がある。

国連は合理的な改革を行う必要があるが、カギとなるのは発展の問題に対する投資を強化することであり、改革の重点は多数の発展途上国の発言権を強化し、国連ミレニアム開発目標を効果的に実行することだ。

                       「人民網日本語版」2005年5月8日