中国最大のガスポンプエアコン生産基地が操業開始

 

伝えられるところによると、中国で最大の規模を誇るガスポンプエアコン生産ラインが先般、中日合弁の大連三洋冷凍有限会社で操業に入った。この年間生産能力1万台のガスをエネルギー源とする商用、家庭用セントラルエアコン生産ラインは、現在国内で唯一の1万台クラスのガスポンプエアコン生産ラインである。

専門家によると、ガスポンプは天然ガス、液化オイルガスなどのクリーンエネルギーをエネルギー源とし、ガス燃焼エンジンでコンプレッサーを駆動して、冷媒が循環して物理変化を行って熱を交換・伝送する仕組みになっており、夏季の冷房と冬季の暖房が可能となった。この冷凍技術は日本では幅広く応用されており、昨年だけでも日本市場で約6万台のガスポンプエアコンが売れたという。

大連三洋冷凍有限会社は2003年にこのガスポンプエアコン生産ラインの建設を始め、日本三洋の海外で規模が最も大きく、技術が最も先進的なガスポンプエアコン製造基地となっている。生産されたガスポンプエアコンは中国で販売されるほか、ヨーロッパ、アメリカ及び東南アジアなどの国・地域にも輸出されることになっている。

「チャイナネット」 2005年5月11日