中国共産党の胡錦涛総書記は12日午後北京で、親民党の宋楚瑜主席と会談を行い、両党は「一つの中国」の原則を反映している「92共通認識」を踏まえ、海峡両岸の平等な交渉を回復し、「台湾独立」に断固として反対するという共通の認識に達した。
両党がトップ会談後にプレスコミュニケを発表し、「当面の海峡両岸関係は非常に重要な時期にあり、両党は共に努力し、両岸関係の緩和を促し、台湾海峡地域の平和と安定を求め、両岸人民の福祉を増やし、中華民族の全般的利益を維持すべきだ」と強調している。
プレスコミュニケではまた、「両党は、『92共通認識』を踏まえたうえで、次のことを主張している。それは両岸の平等な交渉をいち早く回復すること。『台湾独立』に断固として反対し、台湾海峡地域の平和と安定を共に求めること。海峡両岸の敵対状態の終結を促し、両岸の平和の枠組みの構築を促すこと。両岸の経済協力と貿易を強め、安定した両岸の経済協力貿易メカニズムの構築を促進すること。台湾の民衆が注目する国際活動への参与問題についての協商を促進すること。そして『両岸民間菁英フォーラム』と台湾企業へのサービスメカニズムの確立を促していくことである」としている。
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