米経済誌「フォーチュン」の「フォーチュン世界フォーラム」が16日、北京で開幕する。開幕を前に、北京市の王岐山市長が取材に応じた。

―― フォーラム開催は北京市に何をもたらすと考えるか。また、北京市がここからどのような「フォーチュン（富）」を得ることを望むか。

今フォーラムの開催を通して、世界が北京市と中国をより良く、より深く理解することを希望する。北京市の改革開放の成果、将来の発展への素晴らしい展望、そして巨大な潜在力を国際社会に示し、平和的発展に向けた中国の誠実な願いを明らかにしたい。われわれ自身も交流と対話を通して、他者の長所を学ぶよう努めるべきだ。これには思想・観念と具体的実践、政府管理と企業発展、経済発展と社会発展など、さまざまな方面が含まれる。

具体的には、（１）「世界企業上位500社」を始めとする多国籍企業が、中国や北京でビジネスチャンスをつかみ、中国で協力を展開し、北京で発展する自信と決意を深めるようサポートする（２）北京市およびその他の中国企業のために、多国籍企業多数と距離感なく交流し、学習する機会を設ける（３）交流を通し、北京市およびその他の中国企業が、多国籍企業と協力し共同発展するための連動型プラットフォームを設ける――などだ。

「人民網日本語版」　2005年5月16日