中国の胡錦涛国家主席は17日北京で、アメリカのキッシンジャー元国務長官一行と会見した。
胡錦涛国家主席は会見の際、キッシンジャー元国務長官が長年来、中米関係の改善と発展に大きく寄与してきたことを高く評価したうえで、「21世紀に入って以来、中米関係は全般的には積極的な発展の勢いを維持している。良好な中米関係は、両国と両国国民に幸せをもたらすだけでなく、アジア太平洋地域ひいては世界の平和、安定と発展にもプラスとなる。新しい歴史的条件の下で、双方が中米間の三つの共同コミュニケの原則と精神を終始堅持し、双方の利益の共通点を絶えず拡大し、意見の食い違いと共に関心を寄せる問題を正しく認識し処理さえすれば、両国の建設的な協力関係は絶えず新しいレベルに高めることができるだろう」と述べた。
これに対しキッシンジャー元国務長官は、「米中両国は広い範囲で共通の利益を持っている。アメリカは、より緊密な米中関係を重視し、その発展に尽力しており、私は両国の各分野における協力を推し進めていきたい」と述べた。
「CRI」より 2005年5月18日
|