中国外交部の孔泉報道官は17日北京で、四カ国グループが安保理拡大の枠組み決議草案を提示したことについて、「各側の間に重大な食い違いが存在する情況の下で、このような決議草案を提示することは矛盾を激化させるだけであり、国連の改革プロセスを損なうだけだ」との見解を示した。
孔泉報道官はこれについて、「中国は安保理の改革を終始支持してきた。安保理の改革は国連の将来と各国の利益に関わっており、民主を実施し、十分に討議し、協議を通じての一致した決定を下すべきだ。日本、インド、ドイツとブラジルの「四カ国グループ」の決議草案の核心的内容は、多くの国の立場とは大きな違いがある」と述べたうえで、各側が国連と広範な加盟メンバーの全般的かつ長期的利益を考慮し、「国連憲章」の規定と精神にのっとり、幅広く踏み込んだ協議を通じて、各側が共通の認識達成をうながすよう期待した。
「CRI」より 2005年5月18日
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