外交部報道官の17日の記者会見

 

中国外交部の孔泉報道官は17日北京での記者会見で、日本の小泉首相がこのほど、靖国神社参拝には「問題なし」と述べたことに対する中国側の立場を表明し、まもなく行われる東中国海の天然ガス開発に関する実務者会議についても語った。

孔泉報道官は、「靖国神社の参拝は、単純な戦没者に敬意を捧げるという問題ではなく、過去の歴史に如何に正しく対処するかの問題である。日本の指導者は一方では、歴史への深刻な反省を表明し、これにお詫びを示しながら、一方では各側からの反対を無視し、14人のA級戦犯を祀っている靖国神社を参拝しているが、これは中国人民とアジア人民の感情をひどく傷つけている」と強調し、 「中国政府は、日本が、中国人民とアジア人民の信頼を得るため、また国際社会からの信頼を勝ち取るために、歴史に対する反省を真に行動に移すよう期待している」と述べた。

東中国海の天然ガス開発について、孔泉報道官は「まもなく行われる東中国海の天然ガス開発に関する実務者会議は、中日両国の指導者による今年4月の会合あとの後続行動であり、中国側は、平等な協議を行い、双方の相違点については十分に意見を交換し、問題が適切に処理させるよう願っている」と述べた。

CRIより 2005年5月18日