このほど、上海の復旦大学主催の「経済のグローバル化とアジアの選択」上海フォーラムの席で、中国工学アカデミーの徐匡迪院長は「中国のエネルギー消費は世界を脅かすことにはならない」と語った。同フォーラムに出席した専門家たちは、「石油使用の節約は供給よりさらに重要な問題である」ことに同感の意を示した。
徐匡迪院長によると、中国の石油消費総量は世界二位となっているが、中国は世界人口の23%を占め、一人当たりのエネルギー消費量は世界水準の半分よりも低いものであり、アメリカのわずか10%に相当するので、中国のエネルギー消費は世界を脅かすことにはならない。エネルギー問題の解決について、「石油使用の節約はより多くの油田を採掘することよりもっと重要なことである」と同フォーラムに出席した専門家たちは一致して賛成の意を示した。中国工学アカデミー会員の李京文氏は「新エネルギーと再生可能エネルギーの中国のエネルギー消費量に占める比率を引き上げ、新しいタイプのエネルギー消費パターンを模索し、節約を何よりも重要な地位におくことは中国の石油・天然ガス戦略における急務となっている」と語った。
「チャイナネット」 2005/05/18
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