中国の李肇星外交部長は17日、中国を実務訪問中の国連改革問題担当のアラタス国連事務総長特使と会談を行った際、「各国の間に国連安保理の具体的な改革案について重大な食い違いがある情況の下で、中国側は、改革に期日制限を設けたり、強行的な表決を行うことには賛成しない」と述べた。
李肇星外交部長はその際、「今年は、国連創設60周年である。中国側は、国連が合理的で必要な改革を行い、世界の平和をよりよく維持し、共同の発展を促進することを支持する。安保理改革の目的はその効率を高め、権威を強め、発展途上国の代表性を優先的に反映することにある」と強調した。
これに対しアラタス特使は、「中国は安保理の常任理事国と最大の発展途上国である。国連と国際実務では重要な役割を果たしており、改革問題では重要な役割を発揮するよう期待している」と述べた。
「CRI」より 2005年5月18日
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