呉儀副総理、日本政界及び商工業界の関係者と会見

 

日本訪問中の呉儀副総理は、18日名古屋市で中川昭一経済産業大臣及び北側一雄国土交通大臣と会見した。

呉儀副総理は、日本側の中国の愛知万博参加の協力に対して感謝の意を表わすとともに、愛知万博の成功を心から願っていると語った。そして、中日両国の経済は相互補完性が強く、互いに重要な経済貿易パートナーである。中日の経済貿易には地理的及び相互補完的優位性があり、中国は日本の先進的な技術と経済発展の経験を参考にしていると同時に、中国の発展も日本の経済の発展のためにチャンスをつくりだしていると指摘した。

呉儀副総理はまた、現在、中日関係は困難な時期にあるが、われわれが両国人民の根本的利益を踏まえて、長期的、戦略的な視点から、両国関係におけるさまざまな問題に慎重に対処し、得がたい中日両国間の友好協力の局面を維持すべきである。私の今回の日本訪問の目的は、双方が困難を克服し、先般の胡錦涛主席と小泉首相の首脳会談の際における両国関係の健全化、安定した発展に関する共通認識を実現し、中日友好協力関係の発展を軌道に乗せるようにすることにあると語った。

これに対し、中川経済産業大臣は、日中は「一衣帯水」の間柄の隣国で、両国は相互補完、相互依存の経済貿易関係を形成しており、経済協調のレベルは極めて高い。現在、2万社以上の日系企業が中国に投資しており、これは日中経済貿易協調が非常に重要であることを物語っている。日本側が中国との経済貿易協調の拡大、エネルギー、環境保護、とりわけ省エネ分野での協力の強化を願っていると述べた。

北側国土交通大臣は、日中関係は現実的にも、長期的な視点からも非常に重要であり、日中関係の発展に必ず力を入れなければならない。このため、両国人民、特に若者たちの交流を拡大することが必要で、日本側は確実に努力し、両国人民の交流のために便宜を図っていくと語った。

同日、呉儀副総理はまた、中日両国政府関係部門が共催した21世紀都市発展フォーラムに出席して講演を行い、中国の都市発展の現状と発展戦略について詳述した。

これに先立ち、呉儀副総理は17日に、日中投資促進機構会長の豊田章一郎氏ら日本商工業界関係者と会見した。

「チャイナネット」 2005年5月19日