中国銀行業監督管理委員会の劉明康主席は18日、フォーチュン世界フォーラムのテーマ討論会「中国銀行業改革の近況」の中で、中国の商業銀行改革にとって海外市場上場は非常に重要との考えを示した。劉主席はさらに次のように述べた。
銀行は市場からのプレッシャーや透明性への要望を受け入れるべきだ。十分な準備を行い、今後の投資者に対して責任を負う必要がある。中国の商業銀行改革は過去数年、コーポレート・ガバナンス(企業統治)や資産の質のコントロールなどの面で大きく進展した。
今後の改革の中で、商業銀行は技能習得を重視し、直面する脅威や試練にさらに注意し、これら試練を分析していかなくてはならない。銀行業監督管理委員会は監督・管理者として、非常にはっきりとした戦略、つまり弾力性のある銀行業の構築という戦略がある。銀行が十分な自己資本比率を持ち、貸し倒れを補う能力がありさえすれば、今後いかなる困難に直面しても、同委員会は比較的容易に銀行システムを管理することができるだろう。
「人民網日本語版」 2005年5月20日
|