上海市はこのほど、国務院の「個人経営・民間資本など非公有制経済の発展に関する若干の意見」の徹底実施に向けた意見を打ち出した。同市政府の焦揚報道官がこのほど、書面の形で同意見を公表した。
同意見は、非公有資本(民間資本)による▽テクノロジー型産業や現代型サービス業▽社会事業の推進▽インフラ整備や公共事業への参入▽農業投資への参入▽国有企業再編への参加――への奨励を明記するとともに、民間による企業や新たな就業ルート開拓を奨励する方針も盛り込んでいる。また独占的な業界も含め、法的に禁止されていない業界・分野への民間資本参入も認め、持ち株比率に関する規制も緩和するとしている。
上海市は今後、非公有制企業(民間企業)への金融支援をさらに強化し、中小企業への融資比率の拡大を各金融機関に奨励する。また、有形資産を担保とする民間企業への融資を拡大するほか、特許を含む工業所有権など無形資産を担保とする貸付も検討していく。
「人民網日本語版」 2005年5月23日
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