外交部の孔泉報道官は24日午後の定例記者会見で、「日本の指導者が呉儀副総理の訪日の期間に、たてつづけに中日関係の発展にとってマイナスとなる発言をしたことは、会談に必要な条件をぶち壊すものである」と述べ、小泉首相の靖国参拝をめぐる発言などは呉儀副総理が小泉首相との会談を中止して帰国した原因であることを示すものである。
孔泉報道官は、中国共産党対外連絡部の王家瑞部長と自民党の武部勤幹事長が21日の会談で、武部勤自民党幹事長は靖国参拝に対する中国側の批判を「内政干渉であると言う人もいる」と指摘したことについて、「日本は戦後、平和の道を歩んできたと一再ならず言ってきたのに、今になってこのような発言が出ていることは大変意外であり、非常に憤慨している」などと非難した。
孔泉報道官はまた、「昨年から今年にかけて中国側は日本側とコミュニケーションを保ってきた。今年4月、中国の胡錦涛国家主席は小泉首相と会見した際、両国関係改善のための五つの主張を打ち出し、小泉首相から積極的反応を得た。中国側は、双方がともに努力し、この五つの主張を実施して、両国関係が健全かつ安定して発展の軌道に乗ることを促すよう願っている」と述べ、中日関係に存在する問題はコミュニケーションを通じて解決すべきであると強調した。
「チャイナネット」 2005年5月25日
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