中国の薄煕来商務部長は30日北京で、「中国が一部繊維製品の輸出関税取消しを決めたのは、自国企業の利益を保護するためである」と強調した。
これは当日、国務院報道弁公室主催の記者会見の席上述べたもので、薄煕来商務部長はその際、「繊維製品の輸出を安定させるため、中国はこれまで200種あまりの繊維製品に輸出関税を相継いで課してきた。同時に、今後は輸出制限されている中国の繊維製品は、いずれも輸出関税を徴収する商品目録から消される。遺憾なことは、欧米が中国の繊維製品に絶えず制限を加えていることである。中国政府は、非常に公平かつ公正に自国企業に対処しなくてはならないことから、税収政策にもそれ相応の調整を加え、企業への圧力を軽くしていく」と述べた。
中国財政部は30日、6月1日から81品目の繊維製品に対する輸出関税の徴収を取り消すと発表した。
「CRI」より 2005年5月31日
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