蒋正華氏、将来と経済全体にプラスとなる発展モデルを選択

 

全国人民代表大会常務委員会の蒋正華副委員長は5月28日の「循環経済と環境保護」フォーラムで、経済の発展は必ず将来と経済全体にとってプラスとなる発展モデルを選択し、生態環境の保護や人びとの生活質の向上を重視し、経済の発展における循環経済の地位を逐次向上させるべきであると語った。

同氏はさらに次ぎのように語った。当面の中国は発展にとっての肝要な時期にあり、経済発展の速度は世界の注目を浴びている。これと同時に粗放型の成長パターンが環境汚染、生態系破壊、資源の浪費など考慮に値する問題を招来している。小康社会(いくらかゆとりのある社会)を全面的に構築し、持続可能な発展を実現する過程で、それ相応の発展モデルを選択し、経済構造を積極的に調整し、循環経済の発展に力を入れなければならない。

世界的範囲での技術力の大幅な向上、市場における競争が日増しに激化する状況の下で、我が国において循環経済の発展モデルの構築は非常に重要なこととなっている。循環経済を発展させる過程で、体制的な障害、集団の利益にからむ障害、技術的な障害、習慣的な考え方による障害がもたらす影響を解決し、政府、社会、企業が協調し、科学的に企画し、着実に実施し、科学的な発展観の導きの下で、最終的には人間と自然の調和のとれた社会を実現しなければならない。

今回の「循環経済と環境保護」フォーラムは山西省の孝義市で、中国政策科学研究会と山西省によって共催されたもの。

「チャイナネット」 2005/05/31