中国税務総局が先般明らかにしたところによると、今年1月〜4月に全国で徴収された農業税、牧畜業税は累計3.05億元で、昨年同期比税収の減少幅は77.3%となった。予測では、今年の全国の農業税収入は2004年の232億元から15億元近くに減り、減少幅は93%となる。
中国税務総局関係者は、現在までのところ、全国の27の省・自治区・直轄市において、農業税が撤廃され、あるいはすでに撤廃が決まっており、河北省、山東省、広西チワン族自治区、雲南省の4つの省・区においても国の政策に基づいて農業税税率が引き下げられるとともに、国家クラス貧困県の農業税が免除された。
また、2004年には国が全国的範囲で前年度の減税額をベースに農民の農業税負担を220億元軽減するとともに、タバコの葉以外の農業特産税を撤廃し、農民の特産税負担を60億元軽減した。この2項目の減税で、農民の負担が年間約280億元を軽減された。
農民の一人当たりの税金・費用の負担は30元にまで大幅に下がり、低下幅は44.3%となった。税金・費用は同年度の農民の純収入に占める割合は2003年の2.6%から2004年の1.3%に下がり、しかもこの割合は今年さらに下がると見られている。
「チャイナネット」 2005年5月31日
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