中国商務部長、中国繊維製品へのセーフガード実施は根拠ないと強調

 

中国の薄熙来商務部長は30日北京で、「欧米が中国のWTO加盟報告書の関係条項を引用して中国の繊維製品にセーフガードを発動することはまったく根拠がなく、間違ったものだ」と指摘した。

これは薄熙来商務相が、当日、国務院報道弁公室が行った記者会見で述べたもので、薄熙来商務相はその際、「今年1月から4月まで、中国の繊維製品の輸出は去年同期より18.4%増えたが、増加幅は去年同期より5ポイント下がっており、中国の輸出全般の増加幅をはるかに下回っている。また、中国の繊維製品の欧米市場への輸出の増加幅も次第に下がっている。中国は、WTO加盟の際の承諾以外の特殊で自主的な繊維製品に対する輸出制限措置をすでに実施しており、これは中国政府の責任ある態度の表れである。中国は話し合いを通じて、繊維製品貿易問題を適切に処理していきたい」と述べた。

「CRI」より 2005年5月31日