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浙江省麗水市青田県では、伝統的農法として、水田での魚の養殖が古くから行われている。同県で9日、国債食糧農業機関(FAO)が進める世界重要農業文化遺産の保護事業として、水田養魚農法の保護事業がスタートした。10日にはプレート授与式が行われる予定。今回の保護対象の指定は第1回で、選ばれたのは伝統農法4種類。うちアジアから選ばれたのは同農法のみだった。
FAOの保護プロジェクトは、消失の危機にある世界の重要な農業文化遺産、技術遺産を保護する目的で行われており、持続的な発展が可能な、地球レベルの動態保護システムの構築を目指す。FAOは2002年から、世界の重要かつ独特な農業遺産の保護事業に向けた報告活動を進めている。
青田県の水田養殖には1200年以上の歴史がある。灌漑水に紛れて水田に入り込んだ川魚が、水田の中で成長したことが始まりとされる。その後、長い時間をかけて魚の馴化を進め、稲と魚との共生システムを形成してきた。魚は水田の除草や病虫害駆除に役立つ上、稲作のじゃまにもならず、一枚の水田からコメと水産品の両方を生産することができる。これまでの実践経験から、養殖が稲作の収穫量を、稲作が漁獲量を押し上げるという相乗効果が分かっている。さらに、水資源・土地資源の合理的な利用は、生態的、社会的、経済的な利益が大きい。
しかし、農村労働力の流出や農業生産の専門化に伴い、稲作または養魚のどちらかに一本化する農家が一般的になっっている。さらに、農薬使用量の増加や農業資源の汚染深刻化により、水田養魚農法は消滅の危機に瀕しており、専門的に保存することが急務になっている。
水田養魚農法の保護事業は、青田県政府が関連業務を担当し、FAOの専門家チームと国内の専門家の協力を受け、詳細な保護プランを策定する。同プランはFAOの承認を得た上で実施される。
「人民網日本語版」2005年6月13日
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