歴史問題めぐる日韓の対話に注目 外交部報道官

 

外交部の劉建超報道官は21日の記者会見で、このほど開かれた日韓首脳会談について、記者からの質問に答えた。

――韓国・ソウルで20日に開かれた日韓首脳会談で、日韓双方は歴史問題について共通認識に達しなかった。中国はこれをどのように論評するか。韓国は、靖国神社に代わる新たな戦没者追悼施設を建設することを日本に提案し、日本は検討することに同意した。中国は靖国神社参拝問題のこのような解決方法をどう評価するか。

われわれは、韓国と日本の首脳会談の関連情報に注意している。歴史問題については、日本は必ず正しい態度を示さなくてはならない。さもなければ、日本の侵略戦争で傷つけられた国の理解と信頼を得ることは難しいだろう。

第2の問題として、歴史問題や、日本の指導者の靖国神社参拝という問題に関する中国の立場は明確だ。われわれは、日本の指導者がA級戦犯を祭った靖国神社を参拝することに反対する。歴史を反省するという約束を日本が適切な行動で示し、中国国民を含むアジア諸国国民の感情を傷つけることをしないよう望む。

                   「人民網日本語版」2005年6月22日