外交部の李輝部長助理は28日午前、内外の記者と在中公館報道官向けのブリーフィングを行い、6月30日から7月7日までの胡錦濤国家主席のロシアとカザフスタンへの公式訪問、およびアスタナで開かれる上海協力機構首脳会議、英国で開かれる「主要8カ国(G8)と中国、インド、ブラジル、南アフリカ、メキシコの5カ国による首脳対話会」への出席に関する状況を紹介した。
このうち、ロシア訪問については次のように説明した。
胡錦濤主席は、2国間問題と重要な国際問題についてロシア首脳と意見を交わす。ノボシビルスクを訪問し、シベリア連邦管区政府の指導者と会談し、地方協力の新ルートを模索する。両国は今回の訪問を強く重視しており、今回の訪問により次の目標を達成したいと考えている。
(1)政治的な相互信頼の深化、戦略的協力の強化:重要な国際・地域問題への両国の見解と主張を詳述した政治文書の発表を予定している。
(2)実務協力の推進:昨年批准した「『中ロ善隣友好協力条約』実施綱要」の実行について両首脳が意見を交わし、経済協力の強化に向けた効果的な道筋を共に探る。
(3)地方協力の強化
(4)人文交流の拡大、両国関係の社会的基盤の強化:両国は2006年に中国で「ロシア年」を、2007年にロシアで「中国年」を開催する。エネルギー・金融・電力などに関する2国間文書に署名する。
「人民網日本語版」 2005年6月29日
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