中日は東中国海問題で協議継続 外交部

 

外交部の劉建超報道官は6月30日の会見で、東中国海の境界問題について記者からの質問に答えた。

―― 中国は東中国海ガス田の商業採掘をいつ行うのか。日中両国が関係問題でまだ共通認識に至らず、協議も継続の方向にある中で、なぜ中国は当初の計画通りに採掘を進めるのか。

中日両国は東中国海の境界画定問題でまだ一致に至らず、論争が残っている。中国側は一貫して協議と対話による関係問題の解決を主張し、「論争は留保し、共同開発する」原則によって、現在中日間に存在する東中国海の境界画定問題を処理することを主張してきた。こうした主張は、一方では東中国海の安定と、対立激化の回避にプラスであり、もう一方では利益共有を実現する効果的な道筋でもあると考える。中日両国はなお、これに関し引き続き協議を行っていく。中国による調査・採掘活動は、完全に係争のない中国側海域で行われていることを、重ねて言明しておく。

                「人民網日本語版」2005年7月1日