北京市の最低生活保障、月額290元から300元に

 

伝えられるところによると、北京市政府の認可を経て、同市の都市住民最低生活保障基準額が一つの家庭で1人あたり平均月額290元から300元に引き上げられた。同措置は7月1日から実施されることになっている。

北京市民政局災害救助救済処の孫碩朋処長によると、現在、同市の都市住民の中で最低生活保障を受けている人の数はすでに15.9万人に達している。最低生活保障を受けている人の数はここ数年ずっと16万人前後で推移していたが、基準の引き上げ後、さらに増える可能性があるとしている。

孫碩朋処長の話では、今年同市は全国に先駆けて科学的な都市最低生活保障基準調整メカニズムを確立した。科学的な研究を経て同基準の算出方式を決め、それによって導き出された基準では、最低生活保障を受ける家庭の基本的な食費をまかなうことが可能となる。

                      「チャイナネット」2005年7月1日