グレード珠江デルタ、地域人材市場の構築で協力

 

福建、江西、湖南、広東などグレード珠江デルタに位置する9省(自治区)はこのほど湖南省の長沙市で「グレード珠江デルタ9省(自治区)人材サービス協力に関する合同会議規則」に調印した。これは同地域の人材の交流とサービスの市場が初歩的に形成されたことを示すメルクマールである。

地域経済と社会発展のレベルが異なっていることが原因で、同地域における人材の移動は長期にわたって極めてアンバランスな状態にあった。一方では、腕をふるう場所が見当たらない「働き手」がおり、他方では、相対的に立ち遅れた地域では長年人材不足に悩まされつづけてきた。このグレード珠江デルタ地区人材をめぐってのサービス協力は2004年に始まり、これまで広東、雲南、湖南で前後して3回の人材合同会議が開かれた。

今回調印した「グレード珠江デルタ9省(自治区)における人材のサービス協力に関する合同会議規則」は、同地域の人材交流とサービスの強化において一連の共通認識に達し、今後同地域における人材導入政策、特殊人材資源の知的資源の共有、人材市場の統一基準、地域的障壁の除去などで互いに有無を通じ合うようにし、異なる地域の人材資源配置に有利な条件を作り上げている。

地域人材の交流とサービスを促進するため、同地域は毎年一回人事・人材サービス協力合同会議を開き、各省(自治区)の人材サービスの状況、人材の開発と発展の状況及び次の段階の計画を通報し合うことになった。今後、同地域では人材政策の協調、人材資源の共有、人材情報の相互交換、人材証明書類の相互承認、人材サービスの相互補完の枠組みを逐次形成していくことになっている。

                     「チャイナネット」2005/07/04