ICOMOS総会が10月に西安で開催へ

 

国家文物局副局長で、中国古跡遺跡保護協会の張柏主席は5日記者会見し、国際記念物遺跡会議(ICOMOS)第15回総会と国際科学シンポジウムが10月17日から21日まで、陝西省西安市で開かれることを明らかにした。

総会では先ず、ICOMOSの次期役員を選出する。次に、文化遺産と環境保護に関する「西安宣言」を発表する。起草作業は現在、中国の専門家も参加して進められている。今年は創設40周年として国際的に重視されているため、記念活動を実施する。

また国際科学シンポジウムも開催される。世界とくにアジアの都市の急成長という新たな状況に対処して、「環境における記念物・遺跡――都市部の風貌と自然景観が変化する中での文化遺産の保護」をテーマに、(1)記念物・遺跡に関する環境の定義(2)記念物・遺跡をめぐる環境の脆弱性(3)環境の動態的変化にいかに対応するか(4)記念物・遺跡の線的環境への挑戦――について話し合う分科会を設置する。

                        「チャイナネット」2005年7月6日