中国指導者、ライス米国務長官と会見

 

中国の胡錦涛国家主席、温家宝首相は10日午前北京で中国訪問中のアメリカのライス国務長官と会見しました。また、李肇星外相はライス国務長官と会談しました。

その際、胡錦涛国家主席は、「ライス国務長官の今回の中国訪問は双方の交流を増進し、相互理解を深め、中米関係の健全な発展を促進することに役立つものである」と評価しました。

温家宝首相は、「中米両国の経済貿易協力の共栄の局面を希望する」と述べ、更に「中米両国はWTO ・世界貿易機関の関係規定を厳格に遵守し、経済貿易協力における問題を適切に解決すべきである」と述べました。

これに対し、ライス国務長官は「中国経済の急速な成長、両国経済貿易関係における一部の問題はアメリカ国内で大変注目されている。アメリカは中国経済の強大を歓迎し、中国経済の発展は世界経済にプラスとなると見ている」と述べました。

李肇星外相は、ライス国務長官との会談で、「台湾海峡情勢が依然として複雑かつ敏感で、アメリカ側は実際的な行動で1つの中国という政策を堅持し、関係の承諾を守るよう希望する」と述べ、更に、「中国側は、6カ国協議がまもなく再開されることに喜びを感じており、各方面が引き続き努力し、朝鮮半島の非核化実現という共通の目標を達成するよう希望する」と表明しました。

ライス国務長官は、「アメリカは米中間の対話を非常に重視している」と示し、更に1つの中国という政策を堅持し、米中間の3つの共同コミュニケを揺ぎ無く遵守する立場を重ねて表明しました。

                           「CRI」より 2005/07/11