これひとつで迷子になることなし、電子地図の全面的な応用が開始

 

中国最大のデジタル出版プロジェクトである電子地図編集作業はこのほど大きな進展が見られ、電子地図の全面的応用段階に入った。

星球地図出版社出版の車載電子地図は、最適の走行路線を提示することができるほか、沿線の政府機関、学校、病院、商業施設、住宅団地などの情報、ひいては水系、鉄道などのデータもこの地図で調べることが可能。まさにこれ一台があれば、中国のどこへ行っても道に迷う心配はご無用。この電子地図は車に搭載できるほか、携帯電話、PDAなどの電子情報端末に搭載することも可能で、中国が自主的な知的財産権をもつ電子地図はいよいよ全面的な応用段階に入った。

同出版社のトップは、2年以内に、電子地図のカバーする範囲を現在の150の都市から300の都市までに広げ、10年以内に、全国のすべての県クラス以上の都市及び主要な郷・鎮まで拡大するという発展計画を明らかにした。このプロジェクトの資金投下は合計2億元に達するという。

「チャイナネット」 2005年7月13日