日本の天皇夫妻、愛知万博・中国館を視察

 

日本の天皇夫妻は13日、渡辺泰造政府代表とともに愛知万博・中国館を訪れた。

天皇夫妻はまず、民族音楽グループ「陽光女孩」による中国の「茉莉花」や日本の「赤とんぼ」などの曲の演奏を鑑賞した。その後、地下に数千年間埋められていた中国の貴重な文化財を見学。また、長さ74メートル、高さ9メートルの大型レリーフ壁画を観賞した。壁画のモチーフは、秦代の「兵馬俑」、後漢(25〜220年)の天文学者・張衡が作った地動儀(地震計)、北宋(960〜1127年)の畢昇による活字印刷術、北宋の張擇端の名画「清明上河図」など、古代中国の技術・文化を代表する品の数々だ。

中国各都市をテレビでPRする2階のコーナーでは、天皇は身をかがめて広州市、蘇州市、大連市、広西チワン族自治区などいくつかの都市をクリックし、熱心に見入った。上海を紹介する大型スクリーンの前では、王毅駐日大使が天皇に、愛知万博が2010年上海万博にとって有益な参考になっていると伝えた。天皇は王大使に、上海万博の成功を願うと伝えた。

                      「人民網日本語版」2005年7月15日