日本自治体の右翼教科書採択について 外交部

 

外交部の劉建超報道官は14日の会見で、栃木県大田原市で右翼歴史教科書が採択された件について記者から質問を受けた。

―― 報道によれば、日本の栃木県大田原市は中学校の歴史教材として、右翼団体が編纂した教科書を採用すると決定した。中国はこれをどう論評するか。

日本の右翼歴史教科書は、侵略戦争に対し日本が負うべき政治的・道義的責任を極力淡化し、言い逃れし、さらには愚かにも侵略の歴史をくつがえそうと企んでいる。こうした教科書が教室に持ち込まれれば、必然的に日本の青少年に深刻な誤った誘導と害毒をもたらす。

指摘しておかなければならないのは、日本政府はこれに対し逃れようのない責任を負うということだ。日本は歴史と未来に対し強く責任を負う姿勢に適切に基づき、正しい歴史観で若い世代を教育するべきだ。これは日本の国際的イメージ、アジア隣国との関係の改善にプラスとなり、日本自身の利益にも合致する。

                      「人民網日本語版」2005年7月15日