武漢市の環境保全関連産業、初めて100億元突破

 

武漢市環境保全産業協会が公表した最新の調査レポートで明らかにされたところによると、受注数統計データでは、武漢市の環境保全関連産業の今年の生産総額は初めて100億元の大台を突破することになり、武漢市の鉄鋼、自動車、光学機械電子設備、タバコと酒類に次いで、産業規模が百億元を上回る大きな産業になる見通し。

ここ5年、武漢市の環境保全産業は急速な発展期に入っている。1999年における武漢市の環境保全関連産業の生産総額はわずか12億元であったが、その後の数年間にそれぞれ35億元、45億元、55億元、65億元、92億元となり、年平均の増加率は20%を上回り、全市のGDPに占める比率も1.1%から4.6%に上昇した。

今回の調査対象となった環境保全関連企業は合計144社。今年に入って以来、各企業への今年度の注文が後を絶たない。武漢市凱迪電力会社の注文だけでもすでに50億元に達し、武漢市都市環境保全関係部門からの注文も10億元に達する。これらの注文に基づいて計算すると、今年における全市の環境保全関連産業の生産総額は100億元になることはすでに確実となっている。

調査レポートでは、武漢市の環境保全関連産業はさまざまな分野とかかわりがあり、環境保全関連製品生産、環境保全関連科学技術コンサルティング、プロジェクト設計・下請け、資源の総合利用、クリーン製品生産などの分野が挙げられる。

現在、武漢市の環境保全関連企業の大手は相次いで武漢を出て、全国各地で次々と発電所脱硫設備、ゴミ焼却場、汚水処理場などのプロジェクトを請け負い、一部のクリーン製品に至ってはすでに欧米市場で販売されるようになっている。

今年5月、第9回中国国際環境保全展覧会で武漢市が金メダル4個を獲得し、武漢市の環境保全関連産業は全国トップの位置にあることを示している。

「チャイナネット」 2005年7月19日