第2四半期の労働力市場の7つの特徴 ハイテク人材が不足

 

中国労働・社会保障部によると、第2四半期における全国の104都市の労働力市場の需給は、第三次産業の需要が主体で、ハイテク人材の不足など7つの特徴が目に付く。

この7つの特徴は以下の通り。

1. 第一四半期及び昨年同期に比べると、今四半期の労働力市場における需給の両方がともに一定の伸びを示していること。

2. 需要構造は第三次産業が主体となっていること。第一四半期に比べて、第2次産業の需要のウェートはやや低下し、第三次産業の需要のウェートはやや上昇した。

3. 業界別に見ると、需要は卸売り・小売・貿易、飲食業、製造業及びサービス業に集中していること。

4. 需要は主に企業に集中しており、企業の需要は、また私営企業及び個人経営企業、株式制企業に集中していること。

5. 55.8%の求職者は失業者であること。そのうち、就職者から失業者に転じたものの比率は下降の傾向を示し、その他の失業者(主に出稼ぎ労働者)の比率は上昇の様相を呈している。

6. 労働力市場では、中・高レベルの特殊技能を持つ人材の供給が依然として需要に追いつかない状況にあること。

7. 機械加工生産ライン就労者、家庭用機械・電気修理者、縫製加工者、電気工事士などが人気である一方、営業員、現金出納係及び自動車ドライバーの求職者数は需要をはるかに上回っていること。

なお、第2四半期における全国の104都市の労働力市場における求職者数は約433万人で、雇用側は労働力市場を通してさまざまな求職者約411万人を採用している。この104都市は全国各地に分布しており、市街区人口1.49億人を有し、全国の地区クラス以上都市の市街区人口の57.1%を占め、市街区就業者(都市・鎮の個人経営者を含む)5429万人を有し、全国の地区クラス以上の都市の市街区就業者の62.4%を占めている。

「チャイナネット」 2005年7月22日