国内外の政府関係者ら、「孔子学院」を絶賛

 

世界の政府関係者、研究者、専門家などが中国語(ここでは漢語=漢族の言葉=を指す)教育をめぐって話しあう「第1回世界漢語大会」(開催地:北京)が22日に終了した。今大会は、「多元文化の枠組みにおける中国語の発展」がテーマ。世界67の国・地域から訪れた政府関係者、中国研究者、中国語教師など600人近くが出席した。各国の政府関係者らは閉幕式で、中国政府が海外に設置した中国語学校「孔子学院」の役割を評価した。

▽全国人民代表大会(全人代)常務委員会の許嘉ロ副委員長

「多元文化の枠組みにおける中国語の発展」というテーマは、グローバルな場において中国語が直面する、結論の急がれる問題だ。実のところ、同様の問題は世界に現存する他の言語も直面している。各言語が平等に発展し、従来の地域範囲を越えていくことは、世界の「多元文化」を構成するプロセスの一部であり、多元化を実現する上での前提となる。人類史の経験が早くから証明している通り、世界には言語的な多様性、文化の多元性があり、異なる言語・文化間の交流がスムーズに進んではじめて、世界の安定と平和を語ることができるようになる。言語は昔から、民族または国家間が連絡を持ち、心を通わせるための懸け橋だった。現在、(言語が持つ)懸け橋としての役割は、人類史上のいかなる時期よりも大きくなっている。中国語は中華民族と外部の世界との意思疎通を図る上での強力な手段であり、同時に空前のプレッシャー・試練にも直面している。

▽タイのシリンドーン王女(中国語学習歴24年)中国語を勉強したおかげで、中国人との交流がとても便利になった。中国政府や世界各国の中国語教育に対する努力に感謝する。孔子学院は中国語を勉強するための最良のアプローチだと思う。

                「人民網日本語版」2005年7月25日