船舶油汚染損害賠償制度確立

 

交通部、財政部はすでに船舶油汚染損害賠償ファンド徴収・使用管理弁法を策定し、わが国の石油海上汚染ファンド徴収に対する明確な規定を打ち出しており、船舶油汚染損害賠償メカニズム実施のための準備業務を完了している。

交通部海事局の劉功臣常務副局長は、この間開催された2005上海国際海事フォーラムの席上で、「我が国ではかつて油流失量50トン以上の深刻な船舶汚染事故が多発していた。本フォーラムのテーマは中国の国情に合致した船舶油汚染損害賠償制度の確立であり、国務院法制弁公室、財政部、最高人民法院などの部門の関係者、国際海事組織、国際油汚染ファンド組織、国際タンカー船主汚染防止聯合会、国際保険賠償協会、アセアン10カ国、米国、ロシアなどの関係者が一堂に会し、中国船舶油汚染ファンドの徴収、管理、運営、賠償請求などの問題について研究、討論するものである」と述べた。

交通部の徐祖遠副部長は開幕式で、「600年前、中国の偉大な航海者鄭和の船隊が、中国人民の平和共存の希望を掲げて世界各国を訪れた。今日、われわれは様々な機会を通じて世界各国、国際組織との意思疎通、交流をさらに強化し、国際社会と肩を組んでともに海洋環境を保護する責任を果たしていきたい」との意志を表明した。

2003年11月、交通部海事局は第一回上海国際海事フォーラムを主催し、劉功臣氏が「今後、フォーラムは二年に一回開催し、全世界に我が国の海事管理を紹介する窓口とし、国際間の交流と合作を強化しく」ことを明らかにした。

                     「チャイナネット」2005/07/26